刑事事件 [事例1]

タクシー運転手への傷害と器物損壊⇒不起訴

50代男性
罪名結果
傷害、器物損壊 不起訴

背景

事件当日、Aさんは、午後6時くらいに仕事を終え、午後10時過ぎくらいまで職場の人と飲酒後、タクシーで帰宅しようとしました。

ところが、Aさんは、酒に酔ってタクシーの運転手のヘッドレストを殴り、ヘッドレストを壊し、タクシー運転手に頸部捻挫等の傷害を与えてしまいました。Aさんは当時のことを全く覚えておらず、当時も特にタクシーの運転手との間で問題になるということもありませんでした。

しかし、事件数カ月後、突然、警察官から呼び出しがあり、事件として検挙されていることがわかりました。そのため、Aさんは、当事務所にご相談にいらしました。

対応

当事務所の弁護士は、ご依頼後すぐに、警察官から、タクシー会社の担当者の連絡先を聞き、示談交渉に入ることになりました。

まず、タクシー会社とは、頭部ヘッドレストの破損の修理費用・会社としての休業損害について示談交渉を行い、示談をしていただくことができました。
これにより、器物損壊罪が示談となり、この事件はそもそも立件されませんでした。
次に、被害者との示談交渉を行いました。被害者は当初、被害者は相当に憤慨されていました。

しかし、粘り強く交渉した結果、示談が成立しました。

結果

最終的に、傷害事件について80万円で示談することができました。また、被害者の方は、快く被害届の取り下げにも応じてくださり、結果として不起訴処分となりました。

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