不倫慰謝料

配偶者の様子がおかしい…不倫の証拠の種類と正しい集め方

配偶者の様子がおかしい…不倫の証拠の種類と正しい集め方

「最近、愛するパートナーの様子がおかしい。もしかすると他の異性と不倫をしているかもしれない……」

そのような状況でお悩みの方は、実はたくさんいらっしゃるかもしれません。

配偶者が不倫をしているのか、していないのかがはっきりしない場合、まずは真実を探る努力をしてみましょう。不倫調査の上で出てきた証拠によって、それでも家庭を維持していくのか、新たな人生に踏み出すのか、ご自身のお気持ちを整理していくということが大切です。

しかし、パートナーが自発的に不倫を認めない場合に、不倫の証拠はどのように取得すればよいものでしょうか?

この記事では、不倫の証拠について集める意義や、具体的にどういった証拠を取得していくべきなのかをご説明します。

1.不倫の証拠を集める意義

(1) 相手方や裁判所を説得できるかは証拠の有無による

不倫に限りませんが、意見が違う相手と折衝したり第三者を説得したりするときには、感情的にならず、何よりも客観的な証拠を示して主張していくことが重要です。

人間の意見は、時と場合によって日々刻々と変化するものです。それに比べて、写真・文書・動画などの客観的な証拠は、その時点における真実を切り取る客観的なものです。

不倫を認めないパートナーも、不倫の客観的な写真などを突きつければ認めざるを得ないでしょうし、裁判所や弁護士など法律のプロフェッショナルを説得するためにも、なんとなく不倫をしていると思うという曖昧な主張では足りず、客観的な事実の証拠を用いることが必要なのです。

(2) 有責配偶者との交渉が有利になる

①有責配偶者の法的責任とは

不倫の証拠をおさえた場合、不倫をした配偶者は法的には「有責配偶者」にあたります。相手が有責配偶者にあたることを立証することは非常に大切です。

不倫は法的には不貞行為といい、民法上の不法行為にあたります。民法709条は、故意または過失により他人の生命・身体・財産に損害を与えた者は、その損害を賠償する責任を負うとしており、民法710条はその損害は金銭的損害に限られないとしています。結婚した男女は、配偶者以外と肉体関係をもってはいけないという貞操義務を互いに負います。

不倫、つまり既婚者でありながら他の異性と肉体関係をもつということは、この貞操義務に反することになり、相手に多大な精神的ダメージが加えられるということになります。また、家庭の平和という被害者の法律上の利益も害することになりますので、不倫をした有責配偶者は被害者である自分の夫(妻)に不法行為責任を負うということになります。

②不倫は法定離婚原因

日本の法律上、結婚した男女は、相手に飽きたとか、相手への恋愛感情が薄れたという曖昧な理由では、相手の合意なく離婚することはできません。結婚は家族制度の礎になるものですので、片方のみの身勝手を許してしまうと、合意していない側の配偶者に予測外の不幸が訪れてしまうからです。

ただし、これを貫くとかえって酷な場合があるため、例外的に5つの法定離婚原因が定められています。法定離婚原因に当たると、相手が離婚に同意しなくても、被害者である配偶者が一方的に離婚をすることができます。また、判例は、有責配偶者側からの離婚請求を基本的に認めていません。

つまり、有責配偶者であることを立証すれば、その後離婚するかしないかの判断は、被害者である配偶者に委ねられるということになります。そのため、不倫をした配偶者が一方的に離婚を迫ってきたとしても、きちんと証拠をおさえておけば、これを断ることができます。

不倫をされた上で言われるがまま離婚してしまうと、不利な条件での離婚になりかねませんので、証拠をおさえた上で、毅然とした態度をとりましょう。

(3) 不倫慰謝料が請求できる

不倫は損害賠償請求の対象になりますので、不倫の証拠をおさえれば、有責配偶者にも不倫慰謝料を請求することができるようになります。特に、専業主婦が離婚される場合は、当面の生活保障の意味でも、不倫慰謝料はきちんと請求したいところです。

また、有責配偶者への請求とあわせて、不倫相手に対しても不倫慰謝料を請求することができます。有責配偶者と不倫相手は、共同不法行為者という関係になりますので、被害者は、どちらに対しても認められた慰謝料の満額を請求することができます。

請求された有責配偶者と不倫相手は、自分以外に請求してくれということは認められませんので、まずは請求額の全額を被害者に支払った後で、もう片方の行為者に求償することになります。

一方、結婚を継続する場合は、被害者と有責配偶者とは一つの家計であり続けることから、不倫相手にだけ不倫慰謝料を請求することが多いようです。

いずれにしても、不倫の証拠は、不倫慰謝料をきちんと回収するために非常に大切なものになります。

2.重要なのは肉体関係の存在を証明すること

不倫の証拠を集める目的は、パートナーが他の異性と肉体関係をもったということを証明するということです。

人によっては、肉体関係までなくても、キスや二人だけのデートがあれば浮気と考える方もいるでしょう。しかし、不倫慰謝料の文脈における不倫とは、基本的には肉体関係をもったということです。

ところが、そのような関係は密室上で行われることが多いので、なかなか当事者以外の目にふれることはありません。

肉体関係を証拠におさえる方法としては、たとえば不倫をしているカップルがラブホテルや自宅などに入り出て来るまでをビデオカメラで撮影するなどをして、一夜を共にした、というような状況を証拠としておさえることがベストでしょう。また、密室内での音声を録音したデータも有力です。

なお、肉体関係は一回限りではなく、複数回証拠におさえられるとより強い証拠になりますので、2~3回異なる日時で上記のような記録が残せるとよいでしょう。

3.不倫調査の方法

具体的な証拠集めの手法としては、自分で調査するほか、信頼ができる探偵事務所や興信所に依頼して証拠を集めてもらう方法があります。

自分で証拠を集める方法は、スキルや時間が必要とされ、また精神的な不安も大きいですが、高額な探偵費用のことを心配する必要がないというメリットがあります。一概にはいえませんが、感情が表に出にくい方や、メンタルが強い方、まめな方に向いているでしょう。

一方、探偵事務所に調査を依頼すると、尾行や覆面調査などプロのテクニックに委ねられるので、より迅速に精度のよい証拠が集められるというメリットがあります。デメリットとしては、依頼の費用が高額であることです。

調査費用は事務所によって異なりますが、複数人に複数日張り込みをしてもらうと、それだけで100万円程度かかってしまうことも珍しくありません。そのため、探偵に依頼する場合でも、自分である程度証拠を集め、曜日や時間帯などのあたりをつけてから依頼しましょう。

やみくもに調査を依頼するよりは、ある程度調査対象者の行動パターンなどを探偵にインプットしてから始めた方が、費用が節約できる可能性があります。

ただ、素人がいきなり大胆に証拠集めの行動をしてしまうと、相手にばれて警戒される可能性があるので、自身での調査は慎重に行いましょう。

4.自分での不倫の証拠の集め方

(1) 持ち物をチェックする

パートナーの鞄、ポケット、財布などを見る機会があれば、怪しい領収証や写真などがないか、さりげなくチェックします。ラブホテルやレストランのレシートなどを油断してカバンに入れっ放しなどの例は、意外とあるようです。

また、スケジュールを手帳に付けている人であれば、予定から証拠が発覚する場合があります。不倫相手と会う予定を無用心に書いている場合は、写真などもとっておきましょう。

手帳では誰か分からないよう、マークなどで記入している場合も、同じ曜日に同じ相手と継続して会っている場合は、予定を頭にいれておき、調査に役立てましょう。

(2) ネット上の情報を集める

携帯電話やパソコンにロックがかかっていない場合、相手のメールやLINE、通話履歴を、パートナーがお風呂やトイレなどで席を外している間にこっそり確認するという方法があります。メールやLINEでは、誰にも見られていないと思って、赤裸々に関係性が現れていることもあります。

また、特定の人との通話履歴だけ数が多かったり、通話時間が長かったりするのも要注意です。

他には、パートナーとSNS上で繋がっていない場合、ばれないだろうと安心しきって、SNS上にうっかりデートの写真などをアップしていることもあるようです。

(3) レコーダーやカメラ、GPSなどの活用

パートナーが個室を持っていてこもりっきりの場合などには、個室にレコーダーを仕掛けておき、特定の相手と通話している内容によって浮気が発覚したという例もあります。

また、車移動が多い相手であれば、車にGPSを仕掛けておくことにより、相手の移動先である密会場所にあたりをつけるという選択肢もあります。

パートナーを尾行することができ、パートナーがラブホテルに入れば、出てくるのを待ってホテルで一定時間を過ごしたという証拠を映像で押さえるという方法もあります。

5.探偵に調査依頼をする場合

自分での調査を試みても確たる証拠が出てこない場合は、探偵に依頼しましょう。

これまで自分で調べた資料も探偵に渡し、余さず活用してもらいましょう。今までの調査により行動パターンが分かっている場合、何曜日のこの時間が怪しいなどという情報は、調査に非常に役に立ちます。

探偵事務所を選ぶ時は、必ず実際に会いに行き、信頼できる業者かどうかを確認しましょう。大手事務所か、弁護士事務所や知り合いから信頼できる旨のお墨付きをもらった事務所などを選ぶことがおすすめです。

また、スキルも非常に大切ですので、ウェブサイトに掲載されている実績数なども必ずチェックしましょう。料金については、見積もりをしてもらい、よく比較検討して決めるのが良いでしょう。

6.不倫の証拠が出揃ったら弁護士にご相談を

不倫の証拠は、パートナーとやり直すにしても、離婚を選ぶにしても、大変重要なものです。肉体関係の存在を証明する証拠を用意しましょう。

そして、不倫の証拠が出揃ったら、不倫案件の実績が多い弁護士事務所に一度相談に行きましょう。

不倫の証拠がなければ、弁護士としてできるアドバイスも少なくなってしまいます。しかし、証拠をふまえた上でなら、不倫相手や有責配偶者との示談や裁判などについて様々な選択肢をアドバイスできます。

泉総合法律事務所は、これまでも多数の不倫慰謝料問題を解決に導いてきました。不倫慰謝料を請求したい場合はもちろん、高額な慰謝料を請求されてしまった場合でも、弁護士が全力でサポート致します。

不倫慰謝料問題でお悩みの方は、初回相談無料の泉総合法律事務所に是非一度ご相談ください。

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